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その睡眠不足がもたらす血圧への影響を解説する

その睡眠不足がもたらす血圧への影響を解説する

体の修復や再生機能、免疫力を高めてくれる成長ホルモンの分泌は、夜、寝ている間にもっとも盛んに行われます。そのため、睡眠不足になると免疫力が下がり、ウイルスや細菌への抵抗力が落ちてしまいます。「睡眠時間が7時間未満の人は、8時間以上寝ている人に比べて約3倍(2.94倍)も風邪をひきやすい」というアメリカの研究もあるほどです。

睡眠不足は、自律神経系の乱れを引き起こし、結果として高血圧の状態を継続させてしまうケースもある。その睡眠不足がもたらす血圧への影響を解説する。

睡眠不足が続くと食欲を増進させるホルモン「グレリン」が増え、食欲を抑えるホルモン「レプチン」が減ります。そのため睡眠不足は、食べ過ぎを招き、肥満になりがちです。深夜にお腹がすいて眠れなくなるのも、こうした影響かもしれません。

また、睡眠不足、睡眠障害は高血圧の発症リスクになります。寝つきが悪い入眠困難であっても途中で目が覚めてしまう中途覚醒であっても高血圧になりやすいと報告されています。睡眠が不足した場合の血圧の1日の変動を見ると夜間の血圧が高く、早朝の血圧が高くなります。1日の中の血圧変動において夜間高血圧、早朝高血圧は診察時の高血圧より、脳卒中、心筋梗塞等の病気の発症と重要な関係があります。すなわち睡眠不足による高血圧のパターンはより注意が必要です。

しかし、現代の日本では仕事の忙しさやストレスなどが原因で、多くの人が睡眠不足や不眠に陥っています。日本人の5人に1人は睡眠に問題を抱えているという調査報告もあるほどです。

真夏の睡眠不足を解消するには、まず環境整備から。クーラーを上手に利用して暑い夏を乗り切りましょう。最近は睡眠状態を測定するアプリも提供されています。寝不足を感じたら、環境整備やアプリの活用を取り入れてみませんか?

睡眠中にのどの筋肉がゆるむと、肥満者ではのどにたまった脂肪が気道を塞ぎます。苦しさでしばしば目が覚め、睡眠不足となり、日中に眠気があらわれます。

高血圧にはさまざまな要因がありますが、睡眠不足や睡眠障害もその一つです。一説には、「たとえ降圧剤を飲んでいても、徹夜すると薬1錠分の効果が無意味になる」といわれています。

高血圧の原因は多様で睡眠不足はその1つにすぎず、ほかにも肥満や過労、老化、食生活の乱れなど、さまざまな要因が絡んできます。

睡眠不足が高血圧の原因になる理由と、リスクをご紹介しました。

睡眠不足は体内時計の乱れから自律神経、血圧をコントロールするホルモンのバランスの乱れを引き起こし血圧が上昇する。 夜勤などシフトワークする方も注意が必要です。

また、近年の研究では、睡眠不足によってインスリンの分泌量が減り、糖尿病が引き起こされるという結果が数多く報告されています。

免疫にはがん化を抑制する働きもあり、体の状態が良いときはその作用がきちんと働きますが、睡眠不足だと免疫力が低下し、がんの増殖を抑制できなくなります。

睡眠不足により交感神経の緊張状態が続き血圧があがります。1回の徹夜で平均約10mmHg高くなり、交感神経の活動と相関していることも報告されています。

睡眠不足には、「睡眠時間」の不足、そして「睡眠の質」の低下という2つの側面があります。